スーパーで買える市販の麺でも、ちょっとした手間を加えれば、お店に負けないくらいの美味しい年越しそばが作れます。
とはいえ、難しくて再現できなければ意味がないですよね。
この記事では、誰でも再現できるように考慮した内容になっていますので、ぜひ美味しい年越しそばをご家庭で楽しんでみてください。
お店の年越しそばを家庭で簡単に再現しよう
美味しい年越しそばを作るためには、3つの大切なポイントがあります。
- 事前にかえしを仕込む
- お出汁とかえしを合わせてそばつゆを作る
- そばの茹で方は時間が大切
以上のポイントに気をつけるだけで、おそばの美味しさはかなり変わります。
事前に”かえし”を仕込んでおこう
かえしとは、そばつゆを作るのに欠かせない調味料で、お出汁と合わせることによってそばつゆを作ることができます。
かえしがあるだけでそばつゆの美味しさは格段に変わります。
作り方はとっても簡単で、材料は醤油・みりん・砂糖の3つだけ。
- 醤油750ml
- 本みりん180ml
- てんさい糖(茶色の砂糖)140g
以上がご家庭でも作りやすい分量です。
全ての材料を、煮立たせない程度に沸かして冷ますだけでかえしは簡単にできてしまいます。
一度作れば、おそば以外の様々な料理(卵かけご飯や天つゆなど)にも使うことができるので、余らせて困る心配もありません。保存も効くので、事前に作っておきましょう。
かえしの詳しい作り方は、下記の記事にくわしくまとめてありますので、そちらを参考にしてください。
お出汁とかえしを合わせてそばつゆを作る
温かいそばつゆを作るために、かえしと合わせるお出汁も自作してみましょう。
お出汁の取り方は、便利なだしパックや顆粒だしを使った簡単な方法でOKです。
更に美味しいおつゆを目指したい方は、白だしを自作することをおすすめします。
白だしの材料は、だし汁・砂糖・薄口醬油・かえしの4つで、どこのスーパーでも買える一般的なものだけで作れます。
- だし汁 1,000㏄
- 砂糖 小さじ2
- 薄口醤油 大さじ2
- かえし 70㏄
白だしというだけあって、色を淡く仕上げるために薄口醤油を使うのがポイントです。
混ぜて熱を加えるだけなのでとても簡単です。味の好みに応じて、砂糖や塩、だしを足すと自分だけの美味しい白だしが作れます。
下記の記事では、顆粒だしを使ったお手軽バージョンもご紹介していますよ。
そばの茹で方は時間が大切
あなたは麺を茹でる時にきちんと時間を計る派ですか?
そばは他の麺料理以上に茹で時間に気を配る必要があります。きちんと時間を計って、最高の食感と喉越しを楽しみましょう。
特に、乾麺は時間より早めに上げるとモソモソして美味しくなくなります。
生麺を茹でる際には、ぬめりを取るために氷を張った冷水できちんと締めると口当たりが格段に良くなりますよ。
単にお湯で茹でるだけでしょ、と思われがちですが、お湯の量もたっぷり必要なので、気をつけてくださいね。
また、あたたかいおそばを食べるときは、湯切りが甘いとつゆが薄まってしまいます。
湯切りのコツや写真付きの過程は別途記事にまとめていますので、挑戦してみてください。
絶品きつね用お揚げの作り方
「美味しいきつねそばを作りたい」という場合は、市販品を買ってくるのではなく、お揚げも自分で作ってワンランク上の味を目指してみませんか?
- 醤油 小さじ2
- 砂糖 小さじ3
- だし汁 150㏄(顆粒だし小さじ1/2)
- (お好みで)みりんを適宜
まとめ
美味しい年越しそばは一般的なスーパーで買えるものでも、コツさえ掴めば誰でも作ることができます。
特に”かえし”があるのと無いのとでは味の深みがまったく変わってきます。作り方はとっても簡単なので、事前に仕込んでおくと便利ですよ。
一年の締めくくりに、ぜひ手作りの年越しそばでほっこりしてくださいね。