今回のゆきみちは、お城に行ってきました!
池田市に遊びに行った際、立ち並ぶ民家の屋根の上に突然現れた天守閣のようなもの。
気になったので寄り道してみたら、思いのほか素敵な場所だったので記事にすることにしました。
池田城跡公園の場所は?
池田城跡公園(いけだしろあとこうえん)
大阪府池田市城山町3-46
電話 072-753-2767
入場無料(ペットは連れて入れません)
開園時間【4~10月】9:00~19:00
【11~3月】9:00~17:00
休園日 火曜日(祝日の場合は直後の平日)
12月29日~1月1日
マップコード「1 846 776」
池田じょうせき公園でも城址公園でもなく、「しろあと公園」だというのは行ってみて初めて知りました。日本語ッテムズカシイデスネ。
阪急池田駅から府道9号(桜通り)を北上し、ハローワークの角を右に曲がると案内表示が出ていますので、指示通りにその先を左折します。
徒歩15分程度で到着します。
池田城は東西南北すべての方角に門がありますが、車で行きやすいのは大手門(東門)です。
この公園自体には駐車場がありませんので、私たちは東門から道路を挟んで向かい側すぐのコインパーキングを利用することにしました。
本当に目と鼻の先、徒歩0分の位置にあります。
料金は全日30分100円。
月極駐車場の一角を借りているスペースなので収容台数は少なく、5台です。
満車の場合は五月山体育館やハローワーク池田の前にある有料駐車場などを使いましょう。
ここに至るまでのルートですが、住宅街の中なので道幅は広くないですし、一方通行の道もありましたので通行には充分お気を付けくださいね。
いざ登城!
大手門です。
この日の人影はまばらで静かでした。
建造物自体は、あくまで当時をイメージして建てられたものなので(厳密に再現したものではありません)池田城の往年の姿を偲ぶことはできないのですが、時代考証を元に作られていてとても雰囲気があります。
橋を渡りきると目の前には日本庭園が広がります。
右側のすだれのある場所が売店です。中央には資料室、左側にはトイレがあります。
資料室には池田市のパンフレットがたくさん置いてありました。
売店ではアイスやお菓子・飲み物などを販売しています。
近くにコンビニなどはないのでちょっとした買い物に便利ですね。
300円前後でいただけるコーヒーと紅茶のメニューが豊富でした。
トイレは掃除が行き届いていて、とても綺麗でしたよ!(ここ重要)
小さい天守閣のように見えるのは、無料で上がれる展望休憩舎です。
実は、池田城が建てられた当時は天守閣が存在しない時代だったので、考証の末にこのやぐら状の建物が建てられたそうです。
目の前には池があり、せり出した舞台では毎年5月になると薪能(たきぎのう/夜間に薪の火を灯しながら行う能)が開催されます。
かがり火の下でお城を背景にした能舞台って、きっと幻想的で美しいのでしょうね。
茶室は、5名以上の団体であれば事前連絡で借りることができます。
あちらこちらに座って休憩できる椅子が設置されていました。
城跡と言っても公園として整備されているので、こういうところは良く気配りされていますね。
西門を見つけたので、ちょっと外に出てみました。
階段の苦手なゆきみちには、見ただけで気の遠くなる光景が広がります。
お城でありながら、すぐそばに普通の民家が立ち並んでいるのが面白いですね。
さて、展望舎に行ってみることにしました。
足の不自由なかた用に、電動リフトが設置されています。
このお城がもし当時のままで、重要文化財的な建物になってくると、こういう設備を置くのは難しいと思います。
その点では、後世に作られた建物もあながち悪くないですね。
階段の上にはベンチがあって、この日は海外からの旅行者がのんびりとパンフレットを広げていました。
やぐらは2階建てなのでそれほど高さはありませんが、公園自体が高台の上なので、池田市の街並みが六甲山方面まで一望できました。
白い斜張橋ビッグハープ(新猪名川大橋)が見えます。
昔はこの場所から、どんな景色が見渡せたのでしょうね。
写真が上手に撮れませんでしたが、展望舎の壁には池田城についてのパネル説明が掛けられています。
地方豪族である池田氏や、荒木村重などの居城であった池田城の数奇な運命を知ることができます。
築城が1334年、織田信長の時代には既に200年以上を経過した古城であったということで、当時の遺構が出土し保存されていることに悠久のロマンを感じます。
展望舎の下では人間用のジュースの自販機と、鯉のおやつの自販機がありました。
五月山動物園でもモナカに入ったエサを販売していましたが、そこではモナカの中身だけ動物にあげて外側は捨ててしまいます。
ここには「モナカもあげられます」と書いてあるので、持ち帰っておけば鯉のおやつとして有効利用できますね!
園内はしっかりと手入れされていて、庭師の方が頑張っているなぁという印象を受けました。
整備にかなりお金がかかっていると思うので、これで入園料が取られないのは結構すごいです。
芝生の上にある黒い点々は礎石です。
数少ない当時の面影を残す遺構のひとつになっています(他には井戸や枯山水の跡、排水溝跡などが現存します)。
この芝生の上ではレジャーシートを広げてピクニック気分でお弁当を食べることもできるんですよ。
本当に綺麗な公園ですので、マナーを守って利用したいと思いました。
まとめ
池田城跡公園は、薄墨桜・十月桜(1年に2回咲く桜)などの珍しい桜が植樹され、ユリや菊など季節の花を楽しむこともできます。
今回はシーズンではなかったので見ることが出来ませんでしたが、混雑が苦手という方でも気軽に出かけられるお花見スポットとしておすすめです。
もしお花の季節でなくても、綺麗に整備された庭園の景色に目を休めながら、心静かに過ごすことができると思いますよ。
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