ゆきみちです。
兵庫県神戸市にある六甲山牧場に行ってきました。
また、イベントの参加方法や、効率的な牧場の楽しみ方が分かります。
六甲山牧場では、手作り体験や動物とのふれあいなど、アクティブな時間を過ごせること請け合いですが、イベントにはタイムテーブルがありますので時間を見計らって動く必要があります。
今回の記事ではおすすめのコースをご紹介しますので、ぜひ参考にされてください。
また、雨の日でも楽しめるインドアコースもあります。詳しくはこちらの記事で。
モデルコースと見どころ紹介
fa-check羊や牛、山羊などの動物とふれあう
fa-checkエサやりをする
fa-check体験教室に参加する
fa-checkお弁当を持ち込んで食べる(テントの持ち込みはできません。敷物はOK)
牧場は北と南のエリアで分かれていて、それぞれ見られる動物が違います。
起伏が多いので、何往復もすると体力のない方は疲れるかもしれません。
私たちも最初は、気ままにあちこち足を延ばしていました。でも、いつの間にか見たいイベントの受付時間が迫っていて、坂道をダッシュすることも何度かありました。
イベントは網羅したい、でも落ち着いて牧場を満喫したい…という場合は、スムーズに回れるこちらのコースをお試しください。
気になるところだけ回りたい場合は、下の表のお好きな箇所をクリックするとジャンプします。
それでは行ってみましょう!
1.北駐車場に到着
北側出口にあるレストハウスでチーズを買って帰ることを考え、北駐車場を選択しました。
車椅子やベビーカーを使う場合は、入り口に段差がありますので南駐車場を利用してください。
2.北入場口すぐの山羊を見る
ゲート入場後、さっそく山羊がお出迎えしてくれます。
緑色の100円販売機でエサが購入できますよ。
エサはモナカに入っていますので、割って中身の粒だけをあげてくださいね。
3.ランボルギーニを見る
ランボルギーニは2016年生まれ。勇ましい名前の女の子です。
迫力のある大きさでちょっと圧倒されたものの、とても人懐っこくてこちらの差し出した手をペロペロと舐めてくれました(水道がありますので、触れる時は前もって手洗いをしましょう)。
一頭だけ仲間と離されて可哀想…と思ったのも束の間、実は彼女は馬と一緒に育ち、「自分のことを馬だと思っている牛」なのだそうで、背中に飼育員を乗せて歩くこともできるんです。
2020年8月現在、まだ一般のお客さんは乗せられませんが、近いうちに乗馬コーナーでデビューする訓練中だという、面白い牛さんなのでした。
すぐそばには馬舎と乗馬体験コーナーがあります。
4.ゴールデンポイント探索
標高724mと牧場内で一番小高いところにあるゴールデンポイントからは、淡路島方面・六甲山に連なる摩耶の山並みや大阪湾が見渡せます。
羊が食べ物を奪おうとするため、持ち込みのお弁当を食べるなら、ここが一番いいかもしれないですね。
この日も近くまでは来ていたものの、ここまで上がってくることはありませんでした(確実に来ないとは言い切れません)。
シルバーポイントとグリーンポイントも眺望が良いと書かれていたので行ってみたのですが…
正直に言ってしまうと、それほどおすすめとは言えない印象でした。
シルバーポイント。木がちょっと邪魔。
グリーンポイントも眺めはイマイチです。
しかも、シルバー・グリーンポイントに向かう道中には「ハチ・マムシ注意」の看板があります。
これは決して脅しではなく、実際に私たちもマムシを目撃して肝を冷やしました。
ハチこわい!マムシやだ!
私もマムシにはちょっとビビったわ…
幸い、スズメバチなど見るからに危ないハチには遭遇しませんでした。でも、よくわからない種類のハチやアブなどはこの近辺に集中して出没していたのは事実です。
マムシは基本臆病で、手出ししなければ咬まれることはほぼないとは言われるものの…安全に景色を楽しみたい方は、ゴールデンポイントだけおさえておけば良いと思います。
5.羊とふれあい
牧場で一番人気の羊さんです。
雨天時を除いて、牧場敷地内のそこかしこにいますので探さなくてもすぐに会えますよ。
しかも人に慣れているため、追いかけ回さなくても存分に触ることができます。
大人は割とゴワッとした手触りですが、子羊だとふわふわで気持ちが良いですよ。
ほとんどが丘陵地帯で草を食んでいますが、歩道を堂々と闊歩して移動するものもいます。
ここの羊は自由だなぁ…。
6.乳牛舎を見学する
北入場口の方へ戻り乳牛舎へ。
牛は羊と違い、放牧とはいってもエリア内の囲いの中にいます。
とはいえ気ままに好きな場所でのんびりしている様子。水を飲んだり寝ていたり、そんな中に何故か羊が紛れ込んでいたり…
隅の方に、「うしの小学校」「うしの保育園」というプレートのついた子牛小屋があります。
「やさしくなでてね」という看板がある子は全て触ることができます。
この日は但馬牛の子の前に「さわらないでね」という看板がありましたので、タッチOKかどうか確認してから触れてください。
ただし、めちゃくちゃ舐められますので、ご覚悟を…。
7.子牛のミルクやり
ミルクやり体験の時間は11:30と14:30で、並んで順番待ちをします。
公式サイトには15~40人と書いてありますので、早い者勝ちになってしまいますね。
この日も25人で終了になりましたので、確実に体験をしたい場合は30分前くらいに到着しておいた方がいいでしょう。
牛によって哺乳瓶のキャップの色が違っているので、ミルクをたくさんもらえる子・なかなかもらえない子に分かれてしまうことはありません。
ただ、ミルクに余裕のあるうちは「どの牛さんにあげたいですか?」と聞いてもらえますので、お気に入りの子がいたら先にチェックしましょう。
私は青色のキャップを選びました。1本300円です。
ものすごい勢いで哺乳瓶にくらいつく子牛ちゃん。
瓶を持って行かれないようにしっかり持ちましょう。
しかし、これだけ力いっぱい吸われてお母さんは痛くないのだろうか…。
8.ランチタイム
南エリア入り口の建物、Q.B.Bチーズ館の「レストラン神戸チーズ」またはまきば夢工房の「デルパパ」でランチタイムです。
「レストラン神戸チーズ」ではチーズフォンデュをはじめ、神戸ビーフや国産牛のステーキなど本格的なフレンチが味わえます。
デルパパは自家製パンやチーズシェイク、パスタやサンドイッチなどが食べられる軽食レストランです。
ここで販売していない牧場の牛乳やソフトクリームを食べる予定があったり、乳製品の手作り体験教室に参加する場合は、あまり満腹にならないように注意しましょう。
ちなみに、食事をするところはもうひとつあり、レストハウスの2階にバーベキュー&レストラン「シープベル」があります。
ただし、北入場口から場外に出ないといけないので気を付けてください(チケットを見せれば再入場が可能)。
ちなみに、「シープベル」に屋外バーベキュー設備はありません。
ここでは、前日15時までに予約すると、野菜サラダやフルーツ・から揚げ等も付いている豪華な「神戸ビーフハンバーグ弁当」を1,700円(税込)購入できます。
予約は078-891-0727まで。
9.珍しいうさぎを観察
六甲山牧場にはさまざまなうさぎがいます。
珍しいのが日本アンゴラ種といううさぎで、種の保存のため、ここで繁殖も行っています。
カゴにすっぽり入っているところが何とも可愛いですよね。
こんなにフサフサで夏場は暑くないのかと思いきや、3ヶ月ごとに毛刈りをして毛糸を作るのだそうです。
このうさぎにはエサやり・タッチの体験があります。
【うさぎのふれあいと餌やり体験】
平日:13:30~14:00
(13:25~受付先着順)
【アンゴラウサギ タッチ】
土日祝:14:00~14:30
(13:50~受付先着順)
ただし、残念ながら2020年5月18日から休止となっています。
10.シープドックショーを見る
うさぎ広場から先に坂を下りていくと、シープドックショー会場があります。
開催は土日祝日の13:00からです。
牧羊犬の登場に、羊さんはサーッと逃げるのかと思いきや堂々としていて遠慮もせず、かえって犬の方に頭突きを食らわすという貴重なシーンを見てしまいました。笑
ワンちゃんは少し苦労していましたが、最後はきちんと柵の中におさまってめでたしめでたし。
このシープドックショー、平日は開催していないので、代わりに乗馬体験をしてもいいですね。
体重90キロ未満であれば、在来種である木曽馬に乗ることができます。
平日は13:30~14:30、土日祝日は13:00~14:30と15:00~16:30に北入場口そばのホースリンクで開催しています。
11.体験教室に参加
坂道を少し戻り赤い屋根のQ.B.Bチーズ館へ向かいます。
チーズ館の2階ではウールクラフト教室、隣の建物「まきば夢工房」の地下1階では食作り体験教室が開催されています。
この体験教室について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ウールクラフトは15:00、食づくり体験は16:00が最終受付となります。
牧場の羊から刈った毛を使ったウールクラフトは珍しいお土産になりますし、乳製品を手作りする機会もなかなかないのでおすすめですよ。
12.北入場口を出てレストハウスへ
牧場を充分に堪能した後は、レストハウスで牛乳を飲んでから帰りましょう。
場内のあちこちでソフトクリームは販売しているのですが、牛乳はここでしか飲めません。
こちらは150円(税込)。
紙コップのみの販売で、瓶や紙パックの販売はないのが少し残念です。
写真ではよく見えませんが、乳脂肪らしき真っ白なモヤモヤがところどころに浮いていました。
これは、ノンホモジナイズ牛乳(乳脂肪を細かく分散させる工程のない牛乳)の証です。
味は濃いけれど甘みが強すぎることもなく、飲みやすいあっさりした味わいでした。
牧場のソフトクリーム(税込400円)は、テラスハウスの他にも南売店とチーズ館1階テラスにあるチーズ館パーラーで購入できます。
すべてカマンベールチーズ入りです。
バニラとかミルク味はなく、チーズが苦手な方にはちょっとおすすめしづらいです。
チーズの味、そんなにしないね?
これについては夫婦で意見が分かれました。
夫はソフトクリームからチーズの香りと味を感じ、妻は濃厚でクリーミーだと思ったものの「これ本当にチーズ入ってる?」という感想でした。
クセの強いチーズが苦手な夫でも食べられたのは事実なので、チーズ好きであればより美味しく召し上がれるはずです。
妻の方は青カビが生えていようが臭かろうが、チーズなら選り好みなく何でも食べられる人間ですから、もっとチーズチーズしていても(?)いいなぁ…と思ってしまいました。
売店で売っていた神戸チーズ(税込1,080円)は、ミルクの味が濃厚でとても美味しかったです。
アクセスと料金について
所在地 | 神戸市灘区六甲山町中一里山1-1 |
TEL | 078-891-0280 |
営業日 | 4月~10月:無休 |
休業 | 11月~3月 火曜日定休 火曜日が祝日の場合は翌営業日が休業 年末年始(12月29日~1月3日) 設備点検時 |
営業時間 | 9:00~17:00(入場は閉場30分前まで) 4月~10月の土日祝・GW・お盆期間(8/13~8/15)は17:30まで延長営業 ※2020年5月23日(土)~当面の間営業延長はありません |
料金 | 大人:500円 小・中学生:200円 幼児:無料 ※30名以上で団体割引あり年間パスポート 大人:1,000円 小・中学生:400円※注意 介助犬・盲導犬などを除き、ペットは駐車場を含み入場できません |
駐車場 | 普通車:500円/日・1回 バス・マイクロバスを含む:2,000円/1日・1回(バス駐車場は予約が必要です) 二輪:100円/1日・1回 |
公共交通機関 | 摩耶ロープウェー「星の駅」・六甲ケーブル「六甲山上駅」からスカイシャトルバス利用 阪急神戸線 六甲駅から阪急バス利用いずれも「六甲山牧場」下車すぐ |
牧場をお得に利用する方法や、駐車場の詳細についての記事はこちらをご覧ください。
まとめ
六甲山牧場が一般に解放されたのは1976年で、相当な歴史があることが分かります。
神戸南京町や元町などのメジャーな観光地に比べると、知名度はそれほど高くないかもしれません。
でも、スイスの山岳地帯を思わせる(行ったことあるのかというツッコミはなしで)自然に恵まれた広大な牧場は、行ってみて損はないと思います。
昔訪れたという方の口コミでは、前よりきれいになった、変わったという意見も見かけました。
時間をかけて、少しずつリニューアルされているのですね。
六甲山では、牧場を含めると、1日では回りつくせないくらい充実した休日を楽しむことができます。
神戸近郊にお出かけの際はぜひ、六甲山牧場も候補に入れてみてください。
六甲山の他のおすすめスポット
夜の六甲山からは夜景100選に選ばれる絶景を観ることができます。
六甲山のレジャースポットと言えば?六甲ガーデンテラスの情報です。
全国のおでかけスポットMAP
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