黒沢牧場はおいしい牛乳と牛さんに出会えるレジャーランド【和歌山】

濃~い牛乳が大好き!な、ゆきです。

私には、紙パックに入って売っている加工した濃い牛乳よりも、牧場で売っている牛乳が好き!というこだわりがあるのですが、今回

過去飲んだうち一番おいしい牧場の牛乳にめぐり合いました。

 

道の駅四季の郷公園 黒沢牧場ソフトクリーム みかん

道の駅四季の郷公園【FOOD HUNTER PARK】で販売していたみかんソフトクリームのそばに、「黒沢牧場」というのぼりが立っていたんです。

このみかんソフトが激ウマだったので、黒沢牧場ってどんなところ?と気になって行ってみました。

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おいしい牛乳と幸せな牛さんが黒沢牧場の特徴

途中で高速道路の料金所のようなゲートがありますので、大人ひとり400円の入場料金を支払います。

駐車場はあちこちにありますので、(計600台)好きなところに止めて歩くもよし、目的の場所で止めるもよし。

道の駅で食べたソフトクリームがミルク工房でも食べられます

牛乳やソフトクリームなどの軽食は、ゲートからしばらく続く上り坂の途中にあるミルク工房で購入できます。

こちらの目の前にも駐車スペースがたくさんありました。

 

200mlの牛乳が200円(税込)。

この牛乳の特徴としては

コクがあってクリーミー
臭みがない
甘みが強い
後味がしつこくない

味が濃いのに牛乳臭さゼロです。

この牛乳を搾っている牛たちはストレスフリーの環境にいるのでおいしい牛乳が採れるのだそうです。

 

ちなみに、近畿圏で山地周年放牧(山の中で一年中、牛たちが好きな場所で好きなように過ごす)をしているのはここだけです。

牛舎で絞る方が乳量はたくさん採れるのですが、あえて牛の過ごす環境を優先しているのですね。

本当においしい。できれば毎日飲みたい味…!

 

ソフトクリーム(350円)も絶品です。

ものすごい勢いで溶けるので早めにかぶりついてください。

ソフトクリームというよりは「ミルクソフト」と呼びたい、ミルク感あふれるソフトです。

 

あんまり牛乳がおいしかったのでこちらのミルクロール(ハーフサイズ800円)も買ってしまいました。

冷凍の状態で持ち帰り、そのまま冷蔵庫へ入れれば良いそうです(保冷剤と保冷バッグは無料で付けてくれます)。

 

今までクリーム多めのロールケーキはあまり好んで食べなかったのですが(くどくて飽きるから)、このロールケーキ、クリームがめちゃくちゃおいしいんです!

脂肪分が高いはずなのに、口の中に残らないクリーミーさ、甘すぎないけれどしっかり満足感のある甘さ、これは凄い。買ってみて良かったです。

 

こちらに置いてある等身大?の牛のオブジェは、ゴムのお乳を握ると水が出てくる仕様になっているので、乳しぼりならぬ水絞り体験ができます。

遊んでいたお子様たちが離れた隙を見て挑戦してみましたが、地味に面白かったです(笑)。

子牛小屋で間近に牛さんを観察

ミルク工房から右手に上がっていくと子牛小屋があります。

 

子牛というので小さい牛を想像していたら普通に大きかった…。

おとなしくてかわいい牛さんが静かに牧草を食べています。

ストレスにならないように注意しながら、少しだけ触らせてもらいました。

ドッグランと彫刻の丘、子供が遊べる公園もあります

ミルク工房のそばにはドッグランもあります。

 

小型犬とそれ以外のエリアに分かれていて、無料で利用できます。

芝生の上を、ワンちゃんが大喜びで走り回っていました。

 

彫刻の丘。

美術的なことがよくわからないので特にどうというコメントができないのですが…

 

横棒を通すことでカギを掛けられる柵がついていましたので、犬が苦手でそばに来てほしくない…というかたにはのんびりできる場所だと思います。

こちらには、お弁当を食べているカップルがいました。

 

下にも広場があり、子供連れのファミリーが遊んでいます。

牛の顔の滑り台がかわいい。

夕日百選の丘

日本の夕日百選に選ばれた名所ということで、モニュメントが建てられていました。

ただ、日が落ちるのが早い季節ならともかく、夕日の時間には閉園になってしまうので見られない気もします(笑)。

こちらにも、木陰でレジャーシートを敷いてのんびりしている人がいました。

 

心地よい風が吹いていて、気持ちの良い場所でした。

ちなみに園内は弁当の持ち込みOK、ペットの入場もOKで、さらに広場内ではどこでも自由にBBQをすることができます。(直火は禁止、道具の貸し出しはなし、材料などは持ち込みのみ)

来訪者のマナーを信じてこそのおおらかな環境だと思うので、ゴミの持ち帰りはもちろん、ペットがほかの人に迷惑をかけないよう、配慮して利用したいですね。

頂上にはゴルフ場と展望台、芝生広場

山をどんどん上がっていくと、レストハウスとゴルフ場(黒沢ハイランド)の受付があります。

 

遊具を無料で借りられるので、私たちは竹馬でひとしきり遊んでみました。

こちらの牧場はゴルフ場が併設しているためか、芝がとてもきれいな状態で整っています。

 

展望台から見えるのがゴルフ場です。

望遠鏡が無料だったので覗いてみたら、ラウンド中のお兄さんのスイングがバッチリ見えてしまいました。

 

お天気の良い日には淡路島も見えるようですよ(どこが淡路島なのかわからない人↑)。

 

写真右の奥に丘があり、そり滑りをしている人もいました。(できるだけ人が写らないように気を遣って撮ったので、パッと見は無人ですが何人か遊んでいます)

放牧されている牛にはなかなか出会えない

牧場というと、放牧地のあちこちで白黒のかたまりが見えるようなイメージですが、

こちらの牧場では、放牧中の牛に間近で会えるかは運次第です。

何故なら、彼らは自分の好きなところで自由に休んでいるから。

すぐそばで見たいという方は、牛舎のある牧場や、もっと大規模に牛を飼っている牧場の方がいいかもしれません。

 

ちょっと拡大して撮って、このくらい離れていたので残念と言えば残念でした。

しかし、牛にとって良い環境で生み出されるおいしい乳製品のことを思えば、このくらいの距離感で満足するのもアリだな、と思えました。

子牛がかわいい!

それでも牧場に来たからには、牛さんをもっと見たいですよね?

大丈夫です!

ミルク工房から徒歩で3~5分くらい下って行ったところに搾乳小屋があり、裏手には赤ちゃん牛の小屋があるんです。

こちらでは15時くらいに搾乳のために集まる牛の行列と、子牛のミルクタイムを見ることができます。

 

ぞろぞろと歩いてくる牛さんたち。

 

搾乳小屋の真裏にある赤ちゃん牛のおうちでは、子牛小屋とは違う、イメージ通りの小さな牛さんを見ることができました。

人懐っこくてかわいらしいジャージー牛の赤ちゃんがカメラ目線でお出迎えしてくれます。

アクセスと料金

住所 和歌山県海南市上谷603
電話番号 073-487-1677
営業日 黒沢牧場・黒沢ハイランド(ゴルフ場)共に不定休、ミルク工房のみ水曜定休(2020年7月現在、新型コロナの影響で火・水曜日が定休)※黒沢ハイランド2階のレストランは冬季休業あり
営業時間 9:00~17:00
ミルク工房(売店)10:00~16:00
入場料 大人 400円
子供(3歳~中学生) 200円
団体(20名以上)・JAF会員 共に2割引
障害者割引あり (手帳呈示で本人と介護者1名まで半額)
※割引の併用不可
マップコード 146 739 838 

 

車やバイクでおでかけの際は、公式HPのアクセスルートをご覧ください。

公共交通機関で行けるのか考えてみたのですが、最寄りのバス停「黒沢牧場」に停まるコミュニティバスが存在するので不可能ではないようです。

しかし運行が月・火・木曜日のみ、便数も1日2回なので、その先も山道を歩くことを考えると車で行く方が便利だと思います。

 

私たちのように道の駅・四季の郷公園を経由してから向かう場合、カーナビで県道160号・沖野々森小手穂線を通るルートを案内されるかもしれませんが

こんな道を通ることになりますので、最短距離ではなく迂回(県道13号→136号→18号→国道424号線)した方が安心です。

県道160号の狭い箇所は、離合困難どころか、軽自動車の単走でも怖いレベル。

脅かすつもりはありませんが、3ナンバー以上の車だと通れない可能性もあります。

立ち並ぶ民家にすれすれとなり、気を付けないと田んぼに落ちますので、地元の方とあなたの車のためにも丁寧な運転を心がけてくださいね。

 

みち
正直怖かったです…

ゆき
対向車が来たら泣いてたね

 

着くまでの道のりはスリリングでしたが、自然を楽しみながらの楽しいハイキングとなりました。

牧場内は、それほどきつい勾配はないので、お子さん連れでも大丈夫だと思います。

駐車場がたくさんありますから、高齢のかたや脚力に自信のないかたは、行きたい場所まで車で行って、また移動するときに車を使って…という感じで動くと楽ですよ。

まとめ

牧場というと、牛を見て、ソーセージやチーズを買ったり、焼き肉を食べたりするようなイメージでしたが、こちらの牧場では

「自由で幸せな環境で暮らしている牛さんから牛乳をわけてもらって、飲むことができる場所」

「人間もペットも、それぞれが自由に過ごせる場所」

という印象を受けました。

 

日頃たまったストレスを、大自然の中で開放するにはもってこいの場所です。

牛に学び、牛に癒される休日を過ごしたいかたは、ぜひ一度訪れてくださいね。

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