車のシート交換は、可能ならDIYで行えば費用はグッと安く済みます。
でも、「素人がそんなことできるの…?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
作業してみた私たちも不安でしたが、実際にやってみて注意すべきポイントを発見しました。
この記事では、シート交換を実践する際に役立つ4つのポイントを素人目線でまとめましたので、特に初めて作業する方に役立つ内容となっています。
- 作業スペース
- 工具選び
- 傷に注意
- 配線の着脱
シート交換の注意点
それぞれ順番に解説していきます。
作業スペース
自分でシート交換をするとなると、シートの置き場所だけでもかなりのスペースが必要になります。
広い駐車場なら問題ないでしょうが、「そんなにスペースが無い…」という方は、作業ができる場所を確保する必要があります。
そのような方は、レンタルガレージなどの、DIYが可能な場所を利用するのも良いですね。
工具を貸し出してくれるサービスがあるので、自分で購入する必要もなくなります。
工具選び
車体とシートを固定しているボルトを外すためには、工具が必要です。
メガネレンチ
スピンナハンドル
ボルトを外すためには、主にこの2つの工具があります。
どちらを選んだらいいかは、ボルトの種類によります。
頭の部分が六角形のボルトなら、どちらの工具でも外すことができます。
頭が丸くて、六角形の穴が開いているタイプのボルトは、メガネレンチでは外せません。
このタイプのボルトが使われていたら、スピンナハンドルをおすすめします。
スピンナハンドルは、柄の向きを変えることができるので、狭い場所にあるボルトでも対処できます。なので、作業しずらい箇所にボルトがある場合にも、スピンナハンドルの方が向いています。
スピンナハンドルは、ボルトに合わせて先端部分(ソケット)を変えられるので、どちらのボルトタイプでも使用できます。
どちらを選ぶにしても、できるだけ柄の長いタイプを選びましょう。柄が長ければ力を加えやすくなるため、硬いボルトでも外しやすくなります。
ここで注意して欲しいのが、100円ショップやホームセンターで安価で入手できるような、小さなモンキーレンチやスパナは通用しません。
小さな工具では、きちんと力が加えられず、緩めるどころか、ボルトをなめて(潰れる)しまうことになります。
シートを固定するボルトは、命に係わる大切な部品です。素人が簡単に外せないように、しっかりと固定するための液体も塗られていて、安易に外そうとすれば手を痛めてしまうでしょう。
シートを交換する上で、もっとも難しいのがこのボルトを外す作業になります。
心配な方は、ボルトを緩める作業だけは整備工場にお任せした方がいいでしょう。
傷に注意
シートの下部には、金属部品が剥き出しになって付いています。
狭い車内での作業になるため、ぶつけて車体にキズを付けたり、腰を痛めたりしないように注意してください。
作業する時は、軍手をすることをおすすめします。
尖った部分に布を当てるなど、予防策を取っておけば、後で後悔することもないでしょう。
配線の着脱
シートと車体は、配線で繋がっています。
ボルトを外し終えたら、忘れずにこの配線も外しておきましょう。配線はシートの下部に繋がっています。
配線の接続部分は、カプラーと呼ばれるプラスチックの部品でくっついています。
ツメの部分を押し込んで引っ張れば簡単に外れます。
新しいシートを乗せ換えたら、忘れずに配線も取り付けておきましょう。
【まとめ】車のシート交換をする際の4つの注意点
- 作業しやすいスペースを確保する
- メガネレンチかスピンナハンドルを用意する
- 車体のキズやケガに気をつける
- シートに繋がった配線を、忘れずに付け外しする
以上の4つに気をつけて、作業を行ってください。
難しいと感じたら、無理せずに専門家に任せた方が安全です。