前側シートを交換してフルフラット化は実現できる?【LA350Sミライース検証有】

フルフラットにならないタイプの車(ヘッドレストが外れないシート)で車中泊をしたいと思っている方が、一度は考えるであろうシート交換

ヘッドレストが取れるシートに交換さえ出来れば、現状よりも空間を確保できますよね。

私たち夫婦は、LA350Sミライースを所有していますが、純正シートはヘッドレストが一体化しているタイプです。

純正シートでも、車中泊が出来ないわけではありませんが、快適かと言われれば微妙です。

そこで、ヘッドレストが外せるタイプのシートへ交換してみることにしました。

私たちと同じようにシート交換を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

シートを変更する場合の注意点

新しいシートと車体が適合するものを選ぶ

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シートと車体が適合していなければ交換は出来ない

前側シートを交換してフルフラット化は実現できる?【LA350Sミライース検証有】

シートを交換する上で一番気になるのは、どのシートを選べば良いのか?という点です。

同じメーカーのシートだからといって、適合するわけではありません。ましてや、同じ車種の旧タイプだとしても、適合しない可能性はあります。

失敗を回避するためには、車とシートが適合するかどうかを事前に調べておく必要があります。

適合するシートを調べる方法は?

ネット検索してみたり、ディーラーに問い合わせしてみるなど、自分で探すしかありません。

ただし、ディーラーに問い合わせても解決しない場合の方が多いでしょう。

実際、私たちもディーラーや自動車修理工場に出向いてアドバイスをお願いしたのですが、LA350Sミライースに関しては、適合するシートがあるかどうかは分かりませんでした。

基本的にシート交換作業というものは、汎用性のあるバケットシートなどを使用する前提のもので、異なるタイプのシートを装着するという事例は想定されていないようです。

レールの長さはミリ単位で変わってきますが、「この車は長さ〇ミリ」というデータはないと言われてしまいました。

ネット検索や、ディーラーに問い合わせてみても解決しない場合は、知っている人を探すか、シートが実際に適合するか検証してみるしかないでしょう。

LA350Sミライースにヘッドレストの取れるLA300Sのシートを流用できるのか?

前側シートを交換してフルフラット化は実現できる?【LA350Sミライース検証有】

私たちは、LA300Sミライースの純正シートがLA350Sに適合するのかを実際に検証してみました。

結論として、同じミライースの旧タイプであるLA300Sのシートは、LA350Sとは規格がまったく違うため、流用することはできませんでした。

検証の模様は、分かりやすいように動画にしました。

固定用ボルトの位置が違う

シートと車体を固定するためのボルトは、1脚につき4本留められています。

このボルトの位置が、LA300Sのシートと同じ位置なら、そのまま問題なく流用できます。

試しにLA350Sの車体にLA300Sのシートを合わせてみましたが、残念ながら長さも形も合いませんでした。

整備士さん曰く、レールを根本的に加工しなければ付け替えは不可能だということです。

シートレールの幅が違う

諦めきれなかった私たちは、現在LA350Sのシートに付いている純正シートレールをLA300Sのシートに装着すればボルトの位置も合わせられるのでは、と考えました。

シートレールとは、車体とシートを固定するためのフレーム。

同時に、シートを前後にスライドさせることができる装置。

両方のシートレールを見比べてみると、違いがすぐに分かります。

LA350Sのシートレールの位置は、LA300Sに比べて3㎝ほど内側に寄っていました。

なので、シートレールを交換したとしても、やはりボルトの位置はずれたままになってしまいます。

【まとめ】シート交換してフルフラット化するには

フルフラット化には、適合するシートを探すしかありません。

  • ネット検索
  • ディーラーに問い合わせる
  • 知っている人を探す
  • 適合するかどうか、実際に合わせてみる

シート交換を行う際の注意点は、別記事にまとめましたので、そちらをご覧ください。

≫素人目線で解説するシート交換の注意点

残念ながらLA300Sミライースの純正シートでは、LA350Sのフラット化は実現できませんでした。

ただ、快適に車中泊ができるようにするための改造は、まだ諦めていません。

進展があれば、今後も記事や動画を更新していきますね。

【2022/01 追記】シートを交換せずにLA350Sミライースで車中泊する方法

私たちは現在、いったんシート交換せずに車中泊をする方法を選びました。

身長167㎝の私たちが、快適に睡眠できるように、マットで傾斜をつけて設置面積を増やしました。このマットは、ホームセンターで購入した、三角形の型をしたものです。

この方法で、1ヶ月以上車中泊していますが、体に負担なく快適性を維持できています。

実際にマットを敷いた様子は、YouTube動画で公開していますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

LA350Sミライースのキャンピングカー仕様|車内紹介
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